こんにちは、今回はB.B.が担当します。
2週間ほど前の僕は、テレビの前。「天気の子」という映画を見て、心に青春ダメージを負い、しばらく立ち上がることができません。ハッピーエンドへの安堵と、裏腹に湧き上がってくる喪失感のような、どこか「切ない」気持ちが混ざり合い、どうしようもなくてしばらく放心してしまう、まあ言ってしまえば映画の後の、よくあるそんな感じだと思います。そしてふと、2年前に「君の名は」を見た時の感じと似ているなと思いました、、、
僕は気づいちゃったんです。
「君の名は」と「天気の子」を見た後の、その気持ちの正体を捉えてしまったのです。
(※お断り 「君の名は」や「天気の子」をまだ見ていなくて、この先真っ白な気持ちで見たいとお思いの方はこの記事を読まず、サンバを踊ってください。)
それでは説明します。
まず、この2作品はストーリー性がとても似ていて、それぞれ2つの重要なテーマがあります。1つは東京を舞台とした中学生や高校生のラブストーリー。そしてもう一つは、時空を超えたり、天気を司ったりという、どちらも「有り得ない」バカでかいスケールのストーリーです。
要するに、我々が比較的感情移入しやすい側面と、人知を超越している非現実的な側面がある物語だということです。
もうみなさんも気付いちゃいましたかね?
そう、我々は、より身近な恋物語を追って一喜一憂し、ハッピーエンドに安堵しながらも、その裏にある、時空や天気という超越的なテーマに、心のどこかで圧倒されているのです。
そしてこれこそが、見終えた後画面の前で呆然としてしまうような、なんとも言えない切なさを生み出すのではないかと思うのです!
どうでしょうか、、、!
まあ、こんなことなんの役にも立たないので、今すぐ忘れて、サンバを踊りましょう。
ちなみに、新海誠作品の宣伝という趣旨ではないんですが、「天気の子」を見た後、雨が少し嫌じゃなくなりました。梅雨の季節におすすめの映画かもしれません。
B.B.
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