どうも、ベースのB.B.です。B.B.は、「バナナバームクーヘン」の略です。よろしくお願いします!
新作EP「いた町」制作を終え、メンバーそれぞれからライナーノーツを書いていこうということで、今回その1発目を担当します。
いた町の4曲には、僕たちのチャレンジが詰め込まれています。もちろん聴いてくれる人みんなそれぞれの感性があって、聴き方は色々だけど、僕が思う各曲のチャームポイントを、全力で紹介したいと思います。
happy
まずは初めにapple music 注目トラックにも躍り出た、happy!イントロの軽快なリズム、実はこれが僕らのチャレンジ。こだわったのは、各パートがフレーズの隙間を埋め合い、絡み合うリズムを作り出すこと。リズムについて今まで感覚でしかしていなかったものを、少し論理的に考えたらチョー気持ちいいhappyができちゃいました。以降リズムについて考えるきっかけとなった曲です。
少年讃歌
続いてはギターが歌う、少年讃歌!この曲は音源を制作する中で化けたんですね〜。曲自体いつできたのか覚えていない程度に印象が薄くて、ライブで演奏するごとにもっとこうした方がかっこいい、と、構成やフレーズを変化させていったとても流動的な曲でした。まだちゃんとした形が決まっていない状態で録音に入り、録りながら形作られた箇所が抜群に良くて、音源になった時には、1番「化けた!」と興奮しました。曲の見どころとしては、1番のサビ→ギターソロの流れに対して2番ではギターソロ→サビとしたところです。1回目と2回目でサビの見せ方を変え、なおかつギターソロとサビ、2段階で盛り上がる構成です。どうでしょう、なかなかうまくキマッてません?!
ひぐらし
こいつは傑作です、ひぐらし。リード曲として据えたように、「いた町」のイメージの中核になっていると思います。そしてなにより、今の我々は何者かという問いに対する、名刺のような曲ができたと思います。
僕はこの曲のデモを作る時、学生として最後の曲にしようと決め、あれこれ学生時代の出来事を思い返しながら、例えるなら卒論のような気持ちで作りました。初めて味を知った素晴らしい感情の様々を、僕らの「人生の夏休み」の物語を、一曲の中に表現したい。そんな思いで作りました。「エモい」なんて言葉で食べられちゃ困りますよ。何年経ってもあの頃の記憶を、楽しさも苦しさも良い思い出として味わえるようにと願いを込めてじっくり煮込みましたから。
秋になれば
こちらもサブスクのプレイリストに選ばれた、新進気鋭の秋になれば!特にこだわったのは、曲における展開です。一曲通してずっと楽しんでもらえるように、ハッとさせるようなアイデアをたくさん詰め込みました。そこに少し懐かしさを感じさせるような歌メロをのせて、ヘンテコだけど聞きやすい曲になったと思います。当初のイメージに近づくことができたどころか、イメージの先を行ってしまったぐらいに満足のいく出来です。
以上、僕のライナーノーツでした!
最後に、「いた町」制作関係者と、聴いてくださった皆様に感謝を込めて。
B.B.
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